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できる社員は「やり過ごす」

高橋伸夫 著

630円(税込)

A6判 並製 272 ページ
978-4-532-19135-1
2002年7月発売

日本企業の本当の強さを再発見! 上司の無理難題をものともせずに「やり過ごし」、手のかかる部下の面倒をみて、「尻ぬぐい」「泥かぶり」もいとわない、奮闘するミドルの実態を検証・分析、その驚くべ役割を解明。

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目次

文庫版まえがき

第1章 「やり過ごし」の効能 やり過ごしてますか/やや、こんなにやり過ごしている/上司の指示は「打ちあげ花火」/有能な部下は「やり過ごす」!?/上司の「バカ殿状況」にいかに対処すべきか/「やり過ごし」上手な部下を育てる

第2章 「尻ぬぐい」で組織はまわる「真夜中のラーメン屋は大繁昌」のワケ/だれがいちばん忙しいのか?/「よけいなこと」が多すぎる/係長の「尻ぬぐい」の実態/他人の不始末に押しつぶされそうだ/「尻ぬぐい度」と業務の量の関係とは/うすうす気づいていた「尻ぬぐい」の重要性/管理者たる者の仕事

第3章 「泥をかぶる」係長 係長にもっと光を/●実録「ある中堅社員の一日」/年功賃金はきびしいシステム/係長の仕事の範囲とは/管理職とヒラを結ぶ係長の役割

第4章 「見通し」がほしい 仕事の満足はどこからくるのか/なぜ会社を辞めたくなるのか/社内転職で救われる/「結果オーライ」の崩壊/「見通し」ってなんだ?/発見!「見通し」で説明できる退出職願望/会社を辞めないほんとうの理由

第5章 「未来傾斜原理」とは何か  敵同士が協力しあう不思議/裏切りがもたらす「囚人のジレンマ」/共倒れしない囚人たちもいる!?/「お返し」の強さ/協調行動が生きのこりの秘訣/「今後と  もよろしく」の気持ちが大切/未来傾斜原理とは何か/未来傾斜システムの日本企業/共に栄える条件/「見通し指数」と「未来係数」の違い/“石のうえにも三年”は未来傾斜型/未来傾斜型人間は見通しの高い企業を選ぶ

第6章 経営者がゆらいでどうする 日本企業だけが特殊なのか/企業とは「文化」を作り出す現場である/絵に描いたようなホンダの「成功物語」/ほんとうはメタメタだったホンダの「成功物語」/プロフェッショナル・マネジメントの幻想/あなたの「組織」はほんとうに組織か/経営は集団の管理にあらず/経営者がゆらいでどうする/システムこそ企業の強さの源泉/旗は高く掲げるべし/「見通し」をあたえることの大切さ

第7章 「未来傾斜」の意味するもの未来はかならずやってくる/未来に何をのこすのか/会社はつづいていくもの/すごいヤツに会いたい/未来をこの手に感じ取る力/未来がくるのはあたりまえ!?/「未来を割り引く」のほんとうの意味/日本人はなぜ預金するのか/つぎの世代に未来を手渡すのが仕事だ

文庫版あとがきに代えて――もっと自信をもたないとこれぞ年功序列という会社の例/年俸制の胡散臭さ/年功制でも差はつく/年功制の意味/次の仕事の内容で報いるシステム/日本企業に対する評価はコロコロ変わる

編集者より

上司からの無理難題を「やり過ごす」。部下が引き起こしたトラブルの「泥かぶり」「尻ぬぐい」に奔走する。こうした、どこの職場でも日々行われている、一見しょうもないことと思われがちな現象にこそ、日本企業本来の強さの秘密が隠されている――。


 これまでほとんど真面目に取り上げられることがなかった日本企業の日常を、多くの企業に対するアンケート調査と科学的な分析によって明らかにしたユニークな本です。これを読めば、現状よりも将来に比重を置く「未来傾斜論理」や年功制の強さなど、日本型組織の意外な強さを再認識できるはず。


 自身を喪失し、元気をなくしている日本企業とそこで働く会社員にエールを贈る一冊です。


(編集部 野崎 剛)


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