日経ビジネス文庫 日経ビジネス人文庫は毎月3日頃の発売です

日経ビジネス人文庫とは

仕事も一生懸命、遊びも真剣。人生を自分らしく生きる人のための文庫、それが日経ビジネス人文庫です。俊敏に変化しながら成長を続ける企業の秘密、信念で 社会を変えていったリーダーの生き方、人生を豊かにするための歴史や古典の読み方−−など、ちょっとした時間に楽しく読めて奥が深い「小さな本格派」 300タイトルです。

編集部より バックナンバー

2012年5月号

5月のピックアップ:『中部銀次郎 ゴルフ珠玉の言霊』

「最悪を覚悟して、最善を尽くす」――中部銀次郎

北では桜、西からは新緑――さわやかな季節になりました。外に出て身体を動かしてはいかがでしょう? ロンドン・オリンピックが開かれる今年は、まさにスポーツイヤー。心地よく汗をかいて、心も体もリフレッシュといきたいものです。
スポーツといえば先日、プロゴルファーの宮里藍選手がアメリカツアー8勝目を挙げました。これから海外メジャー大会も続きます。見るもよし、自分でやるもよし。ゴルフにも最高の季節を迎えています。

そこで今月のお勧めは、いまもなおゴルファーの間に根強いファンを持つアマチュア界のカリスマ・中部銀次郎氏の箴言を集めた『中部銀次郎 ゴルフ珠玉の言霊』です。「アドレスに始まり、アドレスに終わる」「ゴルフはミスのゲーム、ミスがあって当たり前と思え」「スコアは出すものではない、まとめるものだ」――上級者から初心者まで、参考になるアドバイスが満載です。

本書の最初の言葉は、「ゴルフではすべてのことを『あるがままに』受け入れる」。そしてむすびの言葉は「ゴルフでは早く楽になろうとしない」。ゴルフとは実は、自分と闘う「心のゲーム」でもあります。奥深く優しさに溢れた言葉は、仕事にも、人生にも活かすことのできる、まさに「珠玉の」中部語録です。

2012年4月号

4月のピックアップ:『これからの人生 お金に困らない本』

新年度のスタートです。とはいえ、相変わらず景気の先行きは不透明。収入は増えないのに、税金や社会保障の負担は重くなるばかり。日々の生活で手一杯で、とても将来への蓄えなんて考えられませんよ。年金だってあてにならないし……聞こえてくるのはそんな声ばかり。でも、ちょっと待ってください。あなたは、知識不足でソンをしているかもしれません。

そこで今月のお勧めは、日本経済新聞社が発行する週刊投資金融情報紙「日経ヴェリタス」に連載された「千里の道」をベースに加筆・修正した『これからの人生 お金に困らない本』です。

「50歳までに資産1億円を目指すアラサー夫婦」「定年まであと5年、子どもの教育費を捻出しながら貯蓄を800万円増やしたい50代ファミリー」「残り資金2000万円で老後を過ごす70代おしどり夫婦」の3家族が織りなす「資産形成ゲーム」をストーリー展開。

医療費などの還付はもちろん、ローンの組み替え、保険商品の組み合わせ、リフォーム、相続と生前贈与、もちろん投資・運用のためのさまざまな金融商品まで……主人公たちと一緒に悩み、怒り、笑いながら読み進めていくうちに、お金にまつわるあらゆる知識が身につく一冊です。

2012年3月号

3月のピックアップ:『それでも社長になりました!』

「ごくろうさん。じゃ、飲みに行こうか」――荻田伍アサヒビール社長は「それが管理職の仕事」と語っています。赤提灯の下で杯を重ねれば上司の口も滑らかになり、会社では聞けない話が飛び出します。

「今の社長だって、課長の頃はな……」――軽はずみな行動で取引先を激怒させたり、役員を向こうに回して大立ち回りを演じたり、思い込みで突っ走って会社に大損をさせたり。
しめのラーメンをすする頃には、上機嫌の上司がこう言います。
「それでも社長になったんだから、うちの会社も捨てたもんじゃない」

残念なことに、最近はそんな光景が少なくなりました。若手社員の仕事は昔と比べものにならないくらい忙しくなり、家族との時間も大切にし、趣味にも打ち込んで……上司と暖簾をくぐっている暇はないのです。でも、若き日の社長の失敗談、聞きたいと思いませんか?

今月のお勧めは、日本経済新聞朝刊の好評連載「私の課長時代」をまとめた本書です。日経記者を前に「今だから話すけど」と披露する、とっておきの失敗談の数々――社長だって、もとは誰もが平社員。悩んで、迷って、叱られて。教えられ、助けられ、励まされながらここまで来た。そんな若き日のエピソードを明るく語る眼差しはとても温かい。そしてやさしく励ましてくれます。

「長い会社人生、いろいろあるが、君も頑張れ」
さあ、暖簾をくぐって、しばし社長の話に耳を傾けてみませんか?

2012年2月号

2月のピックアップ:『人を生かす 稲盛和夫の経営塾』

「全社員の心に火をつけ、最強組織をつくる!」――稲盛和夫(京セラ最高顧問、日本航空会長)

「当社には優れた人材がいない。だから発展できないのだ」という経営者や幹部の方々の嘆きを耳にします。しかし、本当に人材がいないのでしょうか? 嘆く前にもう一度、周囲を見回してみてはいかがでしょう。人材は育てればよい。活力ある組織はつくればよいのです。稲盛和夫氏は「ホンダもソニーも、必ずしも人材に恵まれていなかった中小企業から出発して、今日まで発展してきたではないか」と言われています。

そこで今月のお勧めは、稲盛和夫氏がボランティアで始めた若手経営者のための経営塾「盛和塾」で実際に行われてきた経営問答を、「人材・幹部育成」「活力ある社風づくり」「リーダーの心構え」をテーマにまとめた『人を生かす 稲盛和夫の経営塾』です。若手経営者たちの本音に、稲盛氏が真正面から答えていきます。

「社員を幸福にしてこそ、会社は発展する」――それが稲盛氏の基本哲学。それに対し、「原理原則をはき違え、人材をくさらせるリーダーがなんと多いことか。一丸となって危機を打開し、夢を実現するチームをどう育むか」。京セラ、KDDIを創業し、経営するなかで、悩み抜いた末にたどり着いた、人や組織を生かすための独自の実践哲学・ノウハウを余すところなく公開します。

2012年1月号

1月のピックアップ:『カンブリア宮殿 村上龍×経済人3』

「消費者の側に立ち、消費者の心理を推理し、消費者が喜ぶことを徹底的に考えた企業にだけ、経済の女神は微笑む」――村上龍

日本経済は長い長い「不況のトンネル」からなかなか抜け出せません。しかし、そのなかでもきちんと業績を残し、成功を収めている企業があります。そこに共通しているのは、「消費者」「取引先」さらには「従業員」に対し、傲慢にも卑屈にもならず、ともにハッピーになることを一番に考える経営の姿です。

そこで今月のお勧めは、テレビ東京の看板番組の文庫化第4弾である『カンブリア宮殿 村上龍×経済人3』です。今回は、圧倒的な成功を誇る流通・サービス企業の経営者を中心に、作家の村上龍さんが対談。徹底して消費者の側に立つことで成功している企業の秘密に迫ります。

「いかに冷静に失敗した原因を追究していくか、それが次の成功につながる」(ファーストリテイリング、柳井正)、「常に素人の側、お客さまの側に立つことが私は必要じゃないかと思います」(セブン&アイ・ホールディングス、鈴木敏文)、「どのような会社であれ、どのような状況であれ、適切な計画と適切な人材がいれば解決できます」(日産自動車、カルロス・ゴーン)――村上さんと小池栄子さんが巧みに引き出す経営者たちの本音にこそ、勝ち残りのヒントが隠されています。

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