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「石油」の終わり
―エネルギー大転換―

松尾博文 著

定価(本体1,800円 +税)

四六判 上製 264 ページ
978-4-532-35764-1
2018年2月発売

石油に依存していた時代が去り、エネルギーは大転換の時代を迎えた。中東の混乱が、さらに先行きを不透明にさせる。日経きってのエネルギー記者が、その最前線を書き下ろす。

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おすすめポイント

●100年の節目。いまエネルギーが大転換の時期にある
中東の分割が決まったサイクス・ピコ協定からおよそ100年。その間、中東は「石油」という強力な武器を持ち、地政学上も重要な地位を占めてきた。
しかし、いまや石油は昔ほどの輝きを持たない。これまで何度となく言われた「枯渇」に直面しているのではない。別のエネルギーに主役を奪われる可能性に直面しているのだ。また、人々の環境・温暖化への意識が、全体のエネルギー消費量を押し下げている。石炭が徐々に石油にとって変わられたのと同じように、いまひとつの変革が進んでいる。

●いま何が起きているか。ファクトを積み上げた解説。
そういう大転換期に日本はどうするか。世界はどうしているか。海外企業はすでに一歩先んじて新市場の獲得に動いたり、エネルギーミックスのM&Aを仕掛けているが、日本はまだその取り組みの端緒についたばかり。
日本の商社はそのなかでもおしなべて強い。三菱商事のインドネシアのLNG開発、三井物産のモザンビークでの天然ガスの開発など、著者は実際に現地に行って取材。彼らのネットワークの作り方など驚嘆するしかないが、その様子をつぶさに伝える。
国家としてはアジア連携を考えるとき。インフラが弱いアジア各国を巻き込みながら、開発・備蓄も一体化して行うべきだろう。

目次

第1章 エネルギー大転換が始まった――20世紀型秩序の破壊と再生

第2章 果てしなき消耗戦――最新エネルギー地政学

第3章 石油会社が石油を売らなくなる日――地球温暖化とイノベーション

第4章 消える垣根――エネルギー大競争最前線

第5章 エネルギーの未来と日本の選択――長期戦略への視点


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