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ヘリコプターマネー

井上智洋 著

定価(本体1,500円 +税)

四六判 並製 196 ページ
978-4-532-35718-4
2016年11月発売

バーナンキ前FRB議長の権威も借りての導入がささやかれる経済政策、ヘリコプターマネー。その考え方と導入策を簡潔に解説。

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おすすめポイント

ヘリコプターマネーとは、ヘリコプターから市中に現金をばらまくかの如く、国民に直接カネを渡すことで、マネーサプライを大幅に増やす景気対策。バーナンキ前FRB議長は、ヘリコプターマネーの強い賛成論者として知られている。
ゼロ金利下の日本では、資金需要が増大しないために貸し出しが増大しない。それゆえに信用創造がなされず、マネーストックの増大はほとんどなかった。この現象を流動性の罠と区別するために、「信用創造の罠」と呼べば、そもそも市中のマネーが増えていないのだから、これは教科書的な流動性の罠とは異なった現象である。
それでは信用創造の罠に陥った時に、通常の金融政策はマネーストックを増大させられるだろうか。ヘリコプターマネーは直接国民にマネーを配布する金融政策の最後の手段として注目が集まっている。
ヘリコプターマネーの考え方は戦前からあり、フリードマン、バーナンキと進化してきた理論だ。だが、日本の現状と合わせた解説は未だに成されていない。本書は、気鋭のマクロ経済学者による端的な解説書。単に金融政策の解説にとどまらず、AIとの競争(労働面)という側面から日本経済を分析してきた経験を元に、ベーシックインカム(最低限の生活費給付)とセットでのヘリコプターマネー導入という具体的な導入方法も提示する。筆者の近著『人工知能と経済の未来』(文春新書)は好調。

目次

第1章 お金のばらまきで景気は良くなるか?

第2章 政府紙幣と財政ファイナンス

第3章 長期デフレにヘリコプターマネーは有効か?

第4章 日本経済が陥った罠とは何か?

第5章 ヘリコプターマネーとベーシックインカム


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