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「国連」という錯覚
―日本人の知らない国際力学―

2,100円(税込)
四六判 上製 296
ページ
978-4-532-35323-0
2008年9月発売
自国の利害のためなら平気でウソをつく先進国。正義にこだわる日本の裏でしたたかに台頭する中国。個人の利益最優先の実務官僚――インターネット覇権を巡る9年間の闘いを通じ、国連専門機関の裏側を赤裸々に描く。
先進国、途上国それぞれが繰り広げる、時には恫喝をも含む政治的駆け引きや、個人の利益優先で仕事をしがちな職員の実態を明らかにする。
I ITU事務総局長選挙――国際舞台へ
1 立候補の経緯
2 理事会出席
3 インドネシア説得に失敗
4 アジア諸国への訪問
5 ITU選挙の特徴
6 選挙屋の誘惑
7 アメリカ大統領顧問
8 転機
9 父の死
10 開ける展望
11 先進国
12 お土産
13 諸会議への参加
14 マルタ世界電気通信開発会議
15 組み合わせ
16 票読み
17 ミネアポリス選挙
18 次長、局長選挙
19 記者会見
20 日本への期待
II ITU改革――政策機関への転換
1 職員の反応
2 タリヤンネのやり方を知る
3 第三世代携帯電話
4 言を翻す局長たち
5 財政危機
6 自由化のなかで地盤沈下するITU
7 政策機関への第一歩
8 ポリシー・フォーラムの設置を再提案
9 第一回ポリシー・フォーラムの開催
10 ニュー・イニシアティブ
11 ITU世界テレコム1999
12 世界中を市内料金で
III 国連サミットの開催――不可能への挑戦
1 チュニジアのサミット提案
2 ICTと人類の発展
3 サミット開催を決意
4 HLSOC設立
5 スイスとチュニジアの激突
6 陰の実力者
7 ジュネーブ外交団への説明
8 事前ビューローの設立
IV ジュネーブ・サミット――理想を求めて
1 第一回準備会合
2 進捗しない準備会合
3 デジタル連帯基金
4 インターネット・ガバナンス
5 事務局裏方の問題
6 ジュネーブ・サミット
V チュニス・サミット――現実と直面
1 「成功」の犠牲者
2 第二フェーズの立ち上げ
3 実施体制作り
4 インターネット・ガバナンス問題
5 他のサミットとのバッティング
6 ホスト国チュニジア
7 成功
8 「終わり」の「始まり」
VI 情報社会の建設――国際社会に生きる知恵
1 世界情報社会記念日
2 第一回インターネット・ガバナンス・フォーラム
3 後任者の決定
おわりに
「世界情報社会サミット」――その精神に終わりはない
解説 エメラルドの夏、鈍色の冬
本書の背景を知るための関連用語の解説
著者とITUの15年間
掲載写真・コピーライト一覧
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