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ケアワーク 支える力をどう育むか
―スキル習得の仕組みとワークライフバランス―

西川真規子 著

2,100円(税込)

四六判 上製 248 ページ
978-4-532-31430-9
2008年12月発売

一見すると誰にでもできそうだが、実はれっきとした知識労働。そうした視点でケアワークを再評価することで見えてくる、求められるスキルや的確な人材育成方法、夫婦の働き方など明らかにする意欲作。

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おすすめポイント

堀田 力さんからご推薦をいただきました!

新鮮な視点から、ケアの本質がみごとに見抜かれていて、心を揺さぶられる。ケアの学び方を変えよう!

研修関係者だけでなく、福祉政策や雇用政策にたずさわる人、経営者や家族介護関係者にも読んでほしいと思いました。ケアの理論が「尊厳を支えるケア」という新しい理念に適した画期的なものであり、しかもそれがわかりやすく述べられています。私たちの生き方から社会のあり方まで、変革と前進を迫る本です。

目次

社会福祉分野や労働経済分野で別々に論じられることが多かったケアワークを統合的に論じる。夫婦の働き方やワークライフバランスとの関連も含めた枠組みを提示。「共働きのほうが介護はうまくいく」など意外な真実が明らかにされる。

まえがき

序 章 ケアワークにまつわる社会通念
「女性なら誰でもできる」は本当か/専門知識が不要な非熟練労働か
二つの通念から生じる弊害/衰退する学習環境/質的充実なくして量的拡充はありえない
本書の目的/本書の構成

第1章 ケアワークとは何か
相手の感情に気づき、支えるということ/実践に欠かせない三つのプロセス
1課題の発見と設定/2解決方針の策定と実施/3結果のモニター
共感と多様な視点――欠かせないスキル/共感する力を育む
多様な視点を獲得する/ケアワークの特徴/まとめ

第2章 なぜ弱体化したのか――雇用社会化との対立を解く
増加する共働き世帯/二極化する女性の雇用化/ワークライフバランスとは何か/
役割分業によって乖離した「仕事」と「生活」/役割の葛藤――なぜワークライフバランスなのか/
役割分業が引き起こす悪循環/男性側の遅れた適応/相容れないものを調和させる/
「量的な両立」から「質的な融合」へ/ケアワークを減退させずに女性の雇用化を推し進めるには/
フォーマルなケアワークの台頭/介護職の労働条件/外国人労働者の代替的活用の限界/まとめ

第3章 働き方との相乗効果を図る――家庭におけるケアワーク
ソーシャル・キャピタルとは何か/子育てに役立つソーシャル・キャピタル/
ソーシャル・キャピタルが家庭内にもたらすもの/役割分業で弱体化するソーシャル・キャピタル
女性の雇用化で減少するソーシャル・キャピタル/協業的な働き方への転換
夫婦の働き方とワークライフバランス/バランスのよい者は子育てにも積極的
ストレスは制度だけでは軽減できない/充実感は何によってもたらされるか
家庭でのケアワークを強化するには/グローバル化と男女協業化/まとめ

第4章 有償ケアワークを専門職化する――スキルの拡充と人材育成
有償ケアワークは専門職か/「マイナーな専門職」としての介護職
介護職の専門的知識/最も効果的な学習方法は「見習い」/知識はどこに潜んでいるのか
〔分析1〕介護職の知識と生産性/知識は行為に表れる/介護職における学習の限界
「どう学ぶか、どう知るか」が鍵/〔分析2〕介護職の知識はどのように獲得されるか
経験し反芻することで人が育つ/〔分析3〕介護職の非正規化とその弊害
相互学習への参加機会を確保する/まとめ

終 章 ケアワークの再構築
社会全体の活性化の鍵――家庭でのケアワーク/知識の体系化を担う有償ケアワーク
いかにして好循環へと導くか/よりよく生きるためのケアワーク

あとがき


参考文献
索引


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