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巨象も踊る

ルイス・ガースナー 著/山岡洋一 、高遠裕子 訳

2,625円(税込)

四六判 上製 464 ページ
978-4-532-31023-3
2002年12月発売

崩壊の瀬戸際にあったIBMにCEOとして乗り込み、見事に復活させたガースナー。こびりついた文化を変え、闘う組織を作った辣腕経営者が、自らのマネジメントを余すところなく開陳した経営書の新たな金字塔!

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目次

まえがき

序章

第1部 掌握
 第1章 誘い
 第2章 発表
 第3章 消火栓から水を飲む
 第4章 現場へ
 第5章 強く抱きしめる作戦
 第6章 止血する、そしてビジョンは封印する
 第7章 経営チームを作る
 第8章 世界的企業を作る
 第9章 ブランドを再生する
 第10章 報酬哲学を見直す
 第11章 ふたたび海岸で

第2部 戦略
 第12章 IBM小史
 第13章 大きな賭
 第14章 サービス――統合のカギ
 第15章 世界最大のソフトウェア事業を再構築する
 第16章 店を開く
 第17章 スタックを分解して、事業の的を絞る
 第18章 eビジネスの台頭
 第19章 戦略についての回顧

第3部 企業文化
 第20章 企業文化
 第21章 裏返しの世界
 第22章 原則による指導

第4部 教訓
 第23章 絞り込み――自分のビジネスを知り、愛しているか
 第24章 実行――戦略には限界がある
 第25章 顔が見える指導
 第26章 巨象は踊れないとはだれにも言わせない

第5部 個人的な意見
 第27章 情報技術産業
 第28章 制度
 第29章 動きを見守る人たち
 第30章 企業と社会
 第31章 IBMよさらば

付録

編集者より

 本書は、崩壊の淵にあったIBMを再建した立役者、ルイス・ガースナー氏
がみずからの体験にもとづいて改革の一部始終を再構成した、画期的な経営書
です。



 IBMの復活といっても、10年近く前の古い話では、と思う方もいることで
しょう。しかし、本書を読み始めると、まさに苦境に喘ぐ日本経済と日本企業のために書いたのではないかと疑いたくなるほど、今日的で驚かされます。



 ガースナー氏は、IBM再建にあたり、まず大赤字の部門をにメスを入れ、不要不急の資産に大鉈を振るいました。次に、幹部や社員には、着実な実行を求めました。美文で固めたビジョンや戦略ではなく、社員全員がやるべきことを実行するため、さまざまな手を打ったのです。ここが、並の経営者との違いです。会議をしては、戦略を並び立てて何ら実行しない社風を変えようとしたのです。さらに、幹部やリーダーには、情熱をもって指導にあたるよう求めました。仕事に対する情熱の重要性は、洋の東西を問いません。



 本書には、奇をてらったカタカナの新語は登場しません。当たり前のことを着実にこなすためにIBMでは具体的に何をしたのか。それが本書の中身です。そして、これこそが、まさにいまの日本に必要なことではないでしょうか。会社を変えたい、日本を変えたいとお考えのすべての方にお読みいただきたい手応えのある一冊です。

(編集部 渡辺 一)


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