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山一證券の失敗

石井茂 著

定価(本体800円 +税)

A6判 並製 272 ページ
978-4-532-19821-3
2017年6月発売

名門・山一證券破綻の根底には組織風土の病があった。経営企画室に勤務した社員が顛末をたどり、日本企業に共通する「失敗の本質」を抉る。

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おすすめポイント

本書は1998年刊行の『決断なき経営--山一はなぜ変われなかったのか』の改題、増補文庫化です。

○山一證券は、2千数百億円の含み損をペーパーカンパニーに飛ばしていることが発覚、
資金繰りに窮する中で自主廃業に追い込まれました。
しかし、債務超過ではなく、外部から資金を調達できれば存続の道もありました。
それがかなわなくなったのは、ひとえに「問題先送り体質」、
すなわち「決断なき経営」にありました。

○本書は「摩擦を避ける」「空っぽの経営中枢」「見たくないものは見ない」
「小さい情報のアンテナ」「権限・責任の曖昧さ」など、
日本的組織に共通する「失敗の本質」を、
山一社内のエピソードを紹介しながら描いていきます。

○シャープや東芝をはじめ、経営危機に陥った日本企業の事例を見ていると、
問題が生じていることは分かっているのに、現実をあえて見ない
→対応を先送りし、傷がますます拡大→窮地に追いやられ、最悪の結果になる、
というコースをたどっています。
日本型組織病ともいえる本書の指摘はまったく古びていません。

○自主廃業から20年がたった今、山一破綻をどう見るか、
山一を辞めたあと、どのような経緯でソニー銀行を立ち上げたのか、
経営の要諦とは、などを中心に加筆しています。

目次

二十年目の後日談

はじめに

プロローグ

九七年十一月 山一崩壊す

失われる求心力

飛ばしを生んだ市場の歪み

山一はなぜ追い込まれたのか

企業風土が会社を壊す

いま企業に求められるもの

あとがきに代えて−−自分で判断し自分で行動するために


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