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人間はこんなものを食べてきた
―小泉武夫の食文化ワンダーランド―

小泉武夫 著

600円(税込)

A6判 並製 222 ページ
978-4-532-19215-0
2004年2月発売

人類の誕生時から現代まで、人間は何を食べてきたのか? 火や道具による調理法の発達、微生物の利用に見る食の知恵、民族ごとの食文化の違いなどなど、目から鱗の落ちる話満載。小泉先生とたどるおもしろ食文化史!

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目次

まえがき

I 食の文化とは
食文化は人間の英知である/生きるために食べる/食べるための知恵/初めは雑食文化/原始人は虫が大好物

II 人間以前からヒトへ
人間の食べられる炭水化物源は?/生デンプンを食べられるかどうか/生命の源はデンプン/ヒルの上手な利用法/生き馬の血を飲んだ話/人間とサルの分かれ道/集団からコロニーの発生へ

III 食と知恵の発達
食へのこだわりが知恵を生む/火がついて気がついた/1200年燃え続ける火/火が人間の脳を大きくした/火は味覚までも変えた/保存することの発明/笹と竹の防腐性/塩の力はあなどれない/煙も利用できる/灰の恐るべきパワー

IV 国の始まりは食の分配から
食は国家なり/神の出現と国家の始まり/食によって神が生まれた/働かざる者食うべからず/総理大臣は料理人?

V 発酵が食の歴史を変えた
毒にも薬にもなる微生物/世界各地にある熟鮓/究極の熟鮓の味は?/民族の知恵がキビャックを生んだ/気絶かはたまた死亡寸前か/輸入禁止の世界一臭い缶詰/カビでつくる世界一堅い食品

VI 調理と料理
調理の始まりは?/味つけの最初は塩だった/パプアニューギニアの山の塩/火を使って料理が始まる/食の加工とは/毒をどうやってとるか/フグ毒だって食べられる!

VII 好き嫌いはどうして決まる?
嗜好を決める因子/食欲と性欲は同じ?/コーヒーとウイスキーの共通点/見た目でも決まる好き嫌い/味覚も遺伝する/食欲を刺激するにおい/究極のアロマテラピー

VIII 食文化と酒
すべての民族は酒をもつ/酒は酔うために飲む/アルコール発酵の神秘/最初の酒は果実酒?/穀物の酒の誕生/伝統の酒をつくる/酒はどこで生まれたか

IX 食の作法とは
恥ずかしいことは隠す/宗教と食事のマナー/不作法な箸の使い方/宗教的戒律と躾/古今東西、酒を飲み過ぎるな/酒道が教える人の道

X 日本食文化の特徴
初鰹がおいしいのには理由がある/水がつくった日本の食/中国人よりもなんでも食べる日本人/五感の食文化とは/発酵が日本の食文化をつくった

XI 民族による食文化の違い
食文化を分ける万里の長城/魚好きを生む鍋文化/魚食民族の知恵/酔う民族、酔わない民族/食事はなぜ3回か/気温と酒の不思議な関係

エピローグ 21世紀の食をめぐる諸問題
目前に迫った食糧危機/守れ、伝統の食文化


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