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資本主義は江戸で生まれた

鈴木浩三 著

750円(税込)

A6判 並製カバー巻 336 ページ
978-4-532-19124-5
2002年4月発売
品切重版未定

「参勤交代は江戸のケインズ政策」「吉宗の改革は貨幣経済vs米本位経済の争い」――。なんと江戸時代の経済システムはれっきとした資本主義だったのだ!豊富なトピックで江戸経済のダイナミズムを生き生きと描く。

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目次

第 I 部 江戸時代の経済システム

 第1章 江戸経済の常識・非常識

  1 カネは天下の回りもの――貨幣経済の勃興
  2 三大改革は保守派の巻き返し――誰のための改革か
  3 江戸の景気循環と経済政策の変遷

 第2章 お茶は銀で販売――金・銀・銭、三貨の世界

  1 日本列島を二分――金遣いと銀遣い
  2 差益で商売――両替商と札差

 第3章 江戸のケインズ政策

  1 天下普請は公共投資
  2 参勤交代で江戸潤う
  3 悪貨は良貨を駆逐する――幕府の通商政策

 第4章 貧乏同心は存在しない――幕府の行政機構

  1 徳川幕府の官僚機構
  2 町奉行所は総合経済官庁
  3 町人優遇の税制

 第5章 世界最大の都市「エド」

  1 江戸市街の形成
  2 大火事で進化――江戸の火事の効用

第 II 部 江戸経済の軌跡

 第1章 幕府を強化した鎖国政策――国内の体制固め

  1 大航海時代の日本
  2 本格的なキリシタン禁令と鎖国体制――複雑な宗教政策

 第2章 海運網の発達と抜荷の横行

  1 物流網の整備
  2 貿易独占政策とその実態

 第3章 大名はなぜ没落したか

  1 貨幣万能の世
  2 商人に支配されていた大名財政

 第4章 焼け石に水だった享保の改革

  1 曲がり角に差しかかった幕藩体制
  2 米が増えれば米価が下がる
  3 流通対策と物価抑制

 第5章 あらたな経済政策へ――田沼時代

  1 商業資本の発達とあらたな財源の模索――問屋株仲間の活用
  2 海外貿易の重視
  3 町人を使って資金運用

 第6章 幕藩体制の延命策――寛政の改革

  1 譜代門閥層によるクーデター
  2 寛政の「改革」――政権交代の結果
  3 寛政「改革」の経済政策――米本意への回帰

 第7章 保守派最後の巻き返し――文化文政から天保改革へ
  1 文化・文政時代
  2 天保の改革

 第8章 完成した官・業の関係
  1 総合政策としての諸問屋再興
  2 黒船破産と御用金

 第9章 引き継がれた行政指導の伝統――明治維新


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