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小説 日本博物館事始め

西山ガラシャ 著

定価(本体1,600円 +税)

四六判 上製 256 ページ
978-4-532-17142-1
2017年3月発売

上野のお山に日本初の博物館を作った男は、新政府で出世を阻まれた旧薩摩藩士だった。明治150年を前に贈る文化をめぐる維新物語。

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おすすめポイント

 明治15年、現在の東京国立博物館が竣工した。外交官の道を断たれた男の、もうひとつの夢の実現でもあった。
 ――御一新とともに、寺や城は壊され、仏像や書画骨董が海外に流出していく。「日本が生き残る道は西洋の物真似しかない」と多くの人は信じているが、文明開化の時勢に流されて、日本の美と技をうち捨ててはおけぬ。自分ひとりでもミュージアムを創る。留学中に観た大英博物館のようなミュージアムを――
 旧物破壊・廃仏毀釈の嵐に抗い、大久保利通、島津久光、岩倉具視など新政府の錚々たる面々が相見え火花を散らす政争に巻き込まれながらも、粘り強く夢を形にした官僚、町田久成。幕末には薩摩国主の命で英国に留学した経験も持つ男を主人公として、維新の知られざる側面に光を当てたユニークな歴史小説です。
 この本を読みながらの東京・下町散策もオススメ。特に、お花見や博物館・美術館での展覧会などで、上野公園を訪れる方には必携の一冊です。

目次

第一章 出処進退

第二章 人力車に乗る仏像

第三章 鶴丸城の怒号花火

第四章 金印と金鯱

第五章 暗転

第六章 桜曇


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