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赫奕たる反骨 吉田茂

工藤美代子 著

1,995円(税込)

四六判 上製 400 ページ
978-4-532-16732-5
2010年2月発売

敗戦後、占領下の日本で米国との「対等な関係」を体現していたリーダーがいた。土佐の「自由民権」と儒学と維新の元勲の流れをひく反骨の政治家が考えていた国のかたちとは? 日米安保改定50年の年に世に問う、一挙書き下ろし600枚の重厚な評伝。

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おすすめポイント

いまや失われた政治家の本分がここにある! 戦後日本の骨格をつくった名宰相の生涯。
昭和史のノンフィクションであると同時に、安保・基地問題を含む現在の日米外交の在り方に問題定義する書。元陸軍中将との関係から、吉田茂の隠された一面を浮き彫りにします。

目次

第一章 土佐自由党の血脈
     ―輝ける反骨魂―
第二章 宮廷政治の王・牧野伸顕
     ―パリ講和会議への道程―
第三章 満州外交の骨格形成
     ―パワ−ポリティックスを貫く外交官―
第四章 あざなえる縄のごとし
     ―昭和動乱期の禍福―
第五章 終戦・和平工作に奔走
     ―東条対吉田グループの死闘―
第六章 国防の気骨われにあり・辰巳栄一
     ―濁流に抗して自衛隊創設―

あとがき
参考文献

編集者より

昭和史の秘められた史実に新たな光を当て続ける作家・工藤美代子氏の最新作は、占領下から首相を務め、サンフランシスコ講和条約・日米安保条約調印と、戦後復興の土台を作った名宰相の生涯に迫ります。

ワンマン、貴族趣味と言われ、人を食ったような言動と態度で自らの信念を貫き、政権とも米中とも真っ向対峙してきた稀代の外交官・政治家が、現在の混迷する政治に遺した教訓を、その軌跡から浮き彫りにします。

朝鮮戦争から自衛隊創設に至った経緯において軽武装・経済復興優先で後の高度成長への道筋をつけた吉田が、その後の日本の「くにのかたち」をどう考えていたのか。ひとりの元陸軍中将との秘話から、新資料や証言をもとに迫っているのが最大の読みどころです。

普天間問題で揺れる日米安保改定50年目の年に政権与党が掲げる「対等な日米関係」。これを実現するための宰相の器とは一体どういうものか。その答は歴史の中にある――今もっともタイムリーな一挙書き下ろし600枚、重厚な傑作ノンフィクションです。

(文化出版部 苅山泰幸)


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