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狂言サイボーグ

2,000円(税込)
四六判 上製 205
ページ
978-4-532-16399-0
2001年12月発売
古典芸能界の異才によるエッセイ集。狂言を現代風俗から「翻訳」し、古今東西の行ったり来たりは縦横無尽。リズミカルな文体と身体を切り取ったカラーの狂言“解剖”写真で見知らぬ世界へ読者を誘う。
狂言とコンピュータ―序にかえて―
1 狂言と「身」「体」
狂言と「顔」/狂言と「首・肩」/狂言と「ノド仏」/
狂言と「髪」/狂言と「ヒゲ」/
能・狂言と「胸・腹」/狂言と「背中」/狂言と「腰」/
狂言と「手」/狂言と「足」
武司でござる クロニクル1987―1994
2 狂言と「感」「覚」
狂言と「狂」/狂言と「目」/狂言と「ハナ」/
狂言と「舌鼓」/狂言と「言」/狂言と「耳」/
狂言と「声」/狂言と漢字
萬斎でござる クロニクル1995―2000
3 狂言と「性」「質」
狂言と伝統/狂言と「口伝」/演技と経済/狂言と「男」「女」/
狂言と装束/狂言とウォーホール/
野田秀樹さんと私/狂言と「学」/キョウゲン気な子のために/
狂言と海外公演/瓢箪/狂言と「未」「来」
僕は狂言サイボーグ―あとがきにかえて―
時空を超えて疾駆する狂言師「萬斎」はこうして造られた――表紙をご覧いただくと、野村萬斎さんの顔のアップとともに最初に目に入ってくるこの惹句が本書のすべてです。
お待たせしました!古今東西のありとあらゆる表現を狂言に取り入れ、映画、テレビ、現代劇にも進出。ジャンルを越えて縦横無尽に活躍する狂言界の新星の待望のエッセイ集、ついに刊行です。
人の身体の特徴や時代のトレンドを入口に、現在に通じる伝統芸能の普遍性を、現在を生きる人に向けて解き明かしています。そのリズミカルで軽妙洒脱、過去と現在を自由自在に行き来する文章は、限りなくポップ!
気鋭の写真家、みなもと忠之さんが、「狂言と顔」「狂言と『男』『女』」など一話一話からイメージを膨らませて本書のために撮り下ろした写真も、狂言師「萬斎」の新たな魅力を引き出しています。この写真と文章の乱反射が、必ずや読者を見知らぬ世界へ誘うことでしょう。
日経新聞夕刊で1998年に連載されていたエッセイを元に大幅加筆、主宰公演「ござる乃座」パンフレットに毎回書き下ろされていたエッセイも回を追って順番に収録しており、萬斎さんの進化の過程がよくわかります。
そして最後は書き下ろし「僕は狂言サイボーグ」。タイトルに込めた萬斎さんのポップなメ
ッセージはこの文章を読んだ人だけが知ることができます。お楽しみに!
(編集部 苅山泰幸)
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