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ゴールド
―金と人間の文明史―

2,310円(税込)
四六判 上製 522
ページ
978-4-532-16395-2
2001年7月発売
品切重版未定
権力、栄光、美の象徴、そして万能の貨幣。古来より崇拝され世界通貨としての復活を取り沙汰される金。その魔力に人々はいかに翻弄されてきたのか。めくるめく金の興亡史を題材に人間の愚かさを浮き彫りにする傑作歴史物語!
プロローグ----至上のものを所有すること
つねに貴ばれてきた金属
第一章 万難を排して金を手に入れよ
第二章 ミダス王の願いごとと偶然の産物
第三章 ダイオレスの浴槽とガチョウの鳴き声
第四章 象徴と信仰
第五章 黄金、塩、祝福された町
第六章 エオバ、バッバ、ウッドの遺産
第七章 大いなる連鎖反応
第八章 崩壊の時代と王の身代金
第九章 聖なる渇望
勝利への道
第十章 生命を奪う毒と私的通貨
第十一章 アジアの墓場と憲宗の偶然の発明
第十二章 大改鋳と最後の魔術師
第十三章 正しい教義と大きな弊害
第十四章 新しい女王と呪われた発見
第十五章 名誉のしるし
第十六章 途方もない陰謀と無限の連鎖
栄光からの転落
第十七章 ノーマン・コンクェスト
第十八章 一時代の終わり
第十九章 超越的な価値
第二十章 第八次世界大戦と三〇オンスの金
エピローグ----至上のものの所有?
訳者あとがき
注
参考文献
人名索引
事項索引
愛娘を抱いて金に変えてしまった古代ギリシャ時代のミダス王に始まり、コロンブス、フビライ、ニュートン、ケインズ、チャーチル、ドゴール、ニクソン等々、古今東西の人物の豊富なエピソードを通して、金(ゴールド)と人間とのかかわりあいを説き明かした、読みごたえのある歴史物語です。
金は、古来、権力、栄光、美と安全、富そして不死のシンボルとして崇められてきましたが、この金の魔力に囚われた人間はいずれも悲劇に遭遇してしまうのです。
著者は「経済学者や為政者の予測はいつも間違う」という主旨のことを繰り返し述べていますが、金という絶対的な力(観念)に囚われ、翻弄される人間の愚かさ、哀しさが浮き彫りにされます。
自信のある理論家や政治家ほど間違った判断をしてしまいがちだということですが、日本のバブルも金とまったく同じであることに気づかされます。
ボルカー元FRB議長が本書を絶賛したように、まさに「バーンスタインの説明は読んで楽しく、また考えさせ反省させもする」ものです。
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