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システム・シンキング入門

西村行功 著

872円(税込)

新書判 並製 208 ページ
978-4-532-11041-3
2004年10月発売

システム・シンキングとは、モノゴトの全体構造や要素同士の因果関係に注目する「木を見つつ森も見る」思考法。事例を使って、その発想からビジネスの意思決定での活用法、構造的な問題への対処法までを解説する。

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目次

I 単純な論理思考だけでは解けない問題がある
 1 一般的な問題の解き方
   問題を細かく分解して考える
   問題の背景にある共通した構造的特徴
   ロジックツリーで考える
   因果思考で考える
 2 複雑な問題を扱うには、新たな言語が必要
   まずロジックツリーで要素分解する
   次に要素間の因果関係を考える
   最後に因果ループ図で事象をシンプルに示す
 3 「時間」というダイナミックな要素を思考に取り込もう
 4 フィードバックや相互依存を考慮しよう
 5 システム・シンキングはどこから生まれたか
   導き出された衝撃の報告
   「学習する組織」の重要な規範に

II  システム・シンキングという思考法
 1 システムとは何か
   互いに影響しあう要素の集まり
   さまざまな分野・レベルに存在する
   ダイナミックな特徴がある
   ひとつの目的に向かって動く
 2 システムの3層構造
   出来事(現象や事象)
   パターン
   構造
 3 システムの4層目
   行動を左右する考え方
   どのようなメンタル・モデルが支配していたか
   メンタル・モデルが変われば戦略も変わる
 4 思考の着眼点
   発想法を身につけるには
   メンタル・モデルを認識するには

III システム・シンキングの実際
 1 因果ループ図を構成する3つの要素
   リンク
   拡張/バランス・フィードバック・ループ
   時間的遅れ
   要素に名前をつけるときの留意点
   奇数ならバランス、偶数なら拡張
 2 拡張フィードバック・ループ
   成長の事例:音楽プレーヤーの成長戦略
   悪化の事例:観光事業の赤字拡大
 3 バランス・フィードバック・ループ
   成長に歯止めがかかる事例:人気商品の品切れの影響
   遅れの影響:品切れが続くとどうなるか
 4 演習:因果ループ図による構造の理解
   演習問題:課題文
   演習問題:解説

IV よくある「かたち」=システムの原型を理解する
 1 システムの動きを「予想」するために
   意思決定と外部環境が影響しあう
   パターンを知れば留意点が分かる
 2 応急処置の失敗
   事例:企業合併後の人事一掃の失敗
 3 問題の転嫁
   事例:品質とクレーム対応
 4 成功が成功を生む
   事例:うまくいかない新規事業
 5 エスカレーション
   事例:際限なき価格競争
 6 成功の限界
   事例:急成長したフィットネスクラブの人気低下
 7 システム原型の共通点
   悪化パターン
   停滞パターン
   悪影響パターン
 8 課題の解答例

V システム・シンキングで見えてくること
 1 メンタル・モデルに焼き付けておくべき「システムの特性」
   動きが非線形的である
   相互作用がある
   過去に依存している
   反直感的な動きがある
   介入に反応する
   制約に左右される
 2 システムへの対処法
   認識を共有化するための「言語」
   システムの特性に対処する
   1 結果の近くで原因を探すな
   2 行動や意思決定の中期的インパクトを考えよ
   3 ボトルネックを探せ
   4 意思決定を切り離せ
   まとめ

VI システム・シンキングの実践活用法
 1 外部環境の変化を読み解こう
   業界構造の進化を考察する
   外部環境の変化の着地点を推察する
 2 戦略はシステム全体の視点で考えよう
   レバレッジの高い行動を取る
   補完財を活用する
   補給線を断つ「介入」
   経路依存性を利用した「介入」
   システム全体にとって最適な行動を考える
 3 ダイナミックな視点で組織の強みを好循環させよう
   「強みの連鎖」をつくる
   強みを一貫性のある「かたち」に
   さらなる好循環を生む
   システムの構造を活かした事業展開
 4 メンタル・モデルを一新させよう
   メンタル・モデルに影響しないシングル・ループ学習
   ダブル・ループ学習を機能させる

VII さらに学習したい人のためのガイド
 1 システム・ダイナミクス
   ストックとフローの概念を考える
   因果ループ図とシステム・ダイナミクス・モデル
 2 システム・シンキングについて詳しく解説してある書籍

参考文献


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